10月に蒔いた「ふくこむぎ」

6月 1st, 2013
季節の変わり目は寒くなったり暑くなったり・・・・人の体に合わせて徐々に夏に向けて季節は変わってくれる・・・そんな事ありませんよね(笑)今の地球のペース、気候のペースで季節は変わっていきます。最近の地球のペースに人の体もついていくのが必死ですね。そんなことを感じながら、子供たちの体調の変化とここ数日戦っておりました。そして私も子供たちの風邪をありがたく受け取りましたが、ようやく落ち着いて6月を迎えられました。健康って本当にありがたい。   今日は前回のブログにも書きましたが、「石塚左玄塾」の定例会でした。 去年の10月20日に子供たちと種まきした「ふくこむぎ」。(ふくこむぎとは・・・福井の気候に合った小麦に品種改良されたもの) 大きく成長し穂を実らせていました。まだ少し青く、収穫には1週間早いそうです。上の娘も自分の蒔いた小麦の種が大きく成長していることに喜びながらツンツンと触っていました。私も麦の穂に触るのは初めて!!遠くから見るとふわふわに見えるのに、実際触ってみるとチクチク結構固い・・・大事な実を守っているのだから当たり前か(笑)そして小麦生で食べてみました!!人生初の!!小麦の粒を・・・噛みしめるとほんのり後味に甘みがありました。そして小麦って粒黄色いんです!!ほんのりと黄色♪「へーへー」「すごーい」の連続でした。やぱっり知ることって大事ですね。今まで食に携わる仕事をしてきて、本当の本物の小麦知らなかったなんて。粉になった,しかも海外の小麦ばかりを使用しパンを作っていた数年前・・・ここ最近国産小麦を使用してきましたが、その本来の姿なんて知らなかったし、そこにあまり何にも感じてなかった。(反省)。誰かが一生懸命育てた小麦を使いやすく、見た目もよく加工されたものを当たり前に使っていた。小麦だけではなくお米も、野菜も・・・です。「頂きますとご馳走様」にこれからは「ありがとう」を添えなければいけないと思いました。子供たちにも「頂きますとご馳走様」の裏側をこれからも伝えていきたいと思います。 CAM00348     今回の小麦でお世話になっているのは坂井市三国町にある「おとましや」さんです。「おとましや」さんは「福井から農業の未来を創造いたします」をコンセプトに次世代につながる新しい農業を模索し研究しています。代表の村瀬志信さんからも今回は大変貴重なお話をきかせていただきました。農業、作物を育てる大変さ・・・。朝から晩まで休みなく・・・・。農業で収入を得る・・・。今生産者の高齢化、若者の農業離れ・・・農業から離れていく人たちはどんどん増えています。経済的な問題、体力的な問題色々あると思います。段々と便利になる世の中でスーパーに行けばたくさん食べ物が並んでいるので、なんとなく食べ物は豊富にあるイメージがあります。でも実際のところ日本で自給できている食べ物ってどれだけあるのか?日本は食料の自給率40パーセントを切っている現状。このままでは経済的にも体力的にもきつい仕事と言われる農産物生産者は減り大変なことになるでしょう。次世代につながる新しい農業・・・村瀬代表の活動は本当に素晴らしいとおもいます。特に小麦に関しては8割から9割が輸入だということに目をつけ、福井県立大学とも協力し福井の土地に合った小麦「ふくこむぎ」の栽培、普及に今がんばっておられます。福井でも麦畑よく見る!!と思っている方(私もでしたが・・・)麦畑のほとんどが実は大麦畑です。私たちがよく食べるようになったパンは小麦から作られています。今後多くの場所で「ふくこむぎ」の小麦畑がみれるようになるといいな・・・と心から思いました。私にも何か出来ることはないかな??(模索中) 今回村瀬代表の言葉心大きく揺さぶられ響きました。「私のふくこむぎの生産、普及は夢ではなく、私の使命です。やらなければいけないとおもっています。」   皆様黄色い布に黒い字で「福井県産ふくこむぎ」の旗を見つけたら・・・・頑張っている「おとましや」さんを思い出してください。 福井県の多くの土地に「ふくこむぎ」の旗が並ぶことを願って、応援して、協力して・・・・。   今日のブログはおしまいです。 20130601_105541 ご馳走様と頂きますの裏側のありがとうが皆様に伝わりますように.・.*☆ soleil et Tomo*・.・*tomomi*kawasaki